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よくあるトラブル解説
〇〇で学ぶ 消費者トラブル
困った時には相談を!
身近な消費者トラブルとは?
2022年4月に成年年齢が18歳に引き下げられました。
今回は、兵庫県で活躍する若者たちに
を通して、若者のリアルを探るべく、
甲南大学 摂津祭
にお伺いしました。
取材協力:
一般社団法人ひょうご大学生支援機構(HUSSO)
2022年4月に成年年齢が18歳に引き下げられました。
今回は、兵庫県で活躍する若者たちに
『18歳になったら成人してた件』
を通して、
若者のリアルを探るべく、
甲南大学 摂津祭
にお伺いしました。
取材協力: 一般社団法人ひょうご大学生支援機構(HUSSO)
HUSSO(ヒューソ)とは?
県内11の大学生協等で構成。
行政機関や賛同企業、関連団体と協力を図りながら、兵庫県内の学生たちの暮らしの質を高めるための支援を行う。
学生生活の向上ならびに兵庫県全体への貢献に寄与することを目的として活動している。
参加者紹介
吉田 拓未
(3回生)
磯野 舞子
(3回生)
大塩 佳悟
(3回生)
羽島 奈々
(4回生)
古谷 歩莉
(3回生)
松井 珠藍
(3回生)
南野 亜久里
(3回生)
※ 座談会は、2022年11月に実施しました。
今回、兵庫県が新成人の消費者トラブル防止啓発キャンペーンとして、
『18歳になったら成人してた件』を公開しましたが、遊んでみていかがでしたか?
成人になると自分の選択一つでトラブルに巻き込まれる可能性もあって、
このゲームでも一歩間違うと
バッドエンドに進むところが楽しく
再現されていますよね。
僕もさっきプレイしてみたら、意外と難しくて、すぐにバッドエンドになってしまいました。
できれば気持ちよく終わりたくて
クリアするまで何度もプレイしました。
今回のゲームは6つの消費者トラブルのシナリオがあって、
結末が18パターンもあるようです。
全シナリオを人気声優のフルボイス※で楽しめるというのもすごいですよね。
成年年齢が18歳に引き下げられた
ばかりで、成人になった実感のある人って
あまりいないと思うので、
声優の起用は注目度がアップするし、
いいことだなと思います。
キャラクターデザインも髪型とか服装とか、いい意味で行政っぽくないというか。
どうしても行政ってお堅いイメージがあったので。
ポスターを見ても、新しいゲームが出たのかなって思いましたね。
学園祭でも学生にチラシを配っていて、「デザインがかわいい」とチラシを
受け取ってくれた
学生もいました。
キャラクターデザインもいいし、誰もが試しやすいゲームだなと思いました。
皆さんは
印象に残ったシナリオなどありましたか?
エステ体験は、最近SNSを見ていると広告が多いですよね。
今は男性も脱毛とか気にするので、安い価格だけを鵜呑みにしたらトラブルに遭うかも
しれないことを知れてよかったです。
それこそ昨日、脱毛サロンに行ってみようと思って、
妹にどういうお店がいいか相談したら、SNSで調べてくれていたのですが、
あれって、よく内容を確認しないと、かなり危険だったってことですよね。
(笑)
美容系は
トラブルが多いイメージがありますよね。
成人式の振袖を選んだ時も、信用している着物屋さんとエステ会社が提携していて、
成人の日前だけのエステ割引をもらいました。もしそこが悪いエステ会社だとしても
信用している着物屋さんの紹介なら信用できるって思ってしまうかも。
爽のルートでも、マルチ商法のシナリオで信頼するサークルの先輩に勧誘されるって
シナリオがあって、これ僕がリアルな世界で親友に言われたら悩むなと思います。
はっきり断れるかな…。
他にもひとり暮らしをはじめることは、
責任が増えることの一つですよね。
瑠奈が家の鍵をなくすというシチュエーションがありましたが、
修理業者にお願いしたらトラブルに巻き込まれるというのはびっくりしました。
僕は最近ひとり暮らしを始めたので、
すごく参考になりましたね。
それはすごいですね…!
自分で契約しました?
はい、家の契約はすべて自分一人でしました。その後も家のWi-fiや電気、ガスの勧誘電話が
毎日のようにあって、調べてみるといい口コミがなかったので
契約しなかったのですが、もし早くネットを繋ぎたいとか、早く電気を繋げたいとか
焦ってしまうと不本意な契約を結んでしまう怖さはありそうでした。
大塩さんはきちんと調べて、消費者トラブルを回避できているわけですが、
もし自分が消費者トラブルに遭ったとすれば、誰に相談しますか?
まず親に相談すると思います。
自分が慌てているから、一度冷静な人の意見を聞いて、指示を仰ぎたいですね。
僕も羽島さんと同じで、親に指示を仰ぐというのは最適解なのかなと思います。
両親があまり動じない人なので、相談しやすいということもありますが。
私も親に相談しますね。さっきの振袖の話も親に安くなるみたいって話したら
「そんなの後でいっぱいお金を取られるで」って言われて。やっぱり成年になりたてで
わからないことを自分で判断するよりは、大人に聞く方が安心できるかな。
冷静な人に意見を聞くというのは
確かに良さそうですね。
僕は親にも友達にも言えないと思いますね。
仮に言ったら、「お前何しているの?」って思われることが嫌だし、怒られるのも嫌だから
自分で抱え込んでしまうかもしれない。それで自分で調べて怪しいサイトに辿り着いて、
っていう悪循環になるのもわかってはいますけどね…。
僕もわかります。特に高校生の時に比べると使えるお金も増えたので、
ある程度の金額なら親に相談することの方が手間に思ってしまうこともありますね。
例えば先日、自転車がパンクしたので修理費に7,000円かかると言われて修理したら、
家で親に「それなら新しい自転車が買えたよね」って言われて。
(笑)
金額が出た時に一度、親に相談しようかと思ったけど、お店のその場で決めないと
いけない雰囲気でもう払おうって
思ってしまって。
その場の空気ってありますよね。
ゲームのエステ体験でもありましたけど、ここで決断しなきゃいけないって
なった時に、断ることにも勇気が要りますよね。
家の契約をする時も、「今契約しないと、次の人が契約してしまうかもしれないので」って
言われて、やっぱり焦りました。
契約しないと帰してくれなさそうとか、申し訳ないという気持ちはすごくわかるけど、
相手もそれで折れて契約してくれたらいいなと思っているだけで、
本来であれば断ってもいいことなのでね。
もしそれで契約をしてしまって、身近な親や友達にも相談できないことになっても、
ちゃんと消費者トラブルのホットライン「188」がありますよ。関西人にとっては覚えやすい
「188(いやや)」の語呂で覚えてもらえると、いざという時でも思い出しやすいですね。
特に大塩さんと松井さんは
自分で抱え込まずに、こういったプロに相談する
選択肢もあれば慌てずに
済むかもしれないですね。
今回、この座談会に
参加してみてどうでしたか?
消費者トラブルと聞いて、自分があまり関係ないのかなと思っていたけど、
皆さんの話を聞く中で自分も思い当たることがありました。この先、大学を卒業すると
もっと自分の責任も増えてくると思うので、しっかり自分で考えていきたいと思いました。
話を聞きながら、もしかしたら自分も
消費者トラブルに遭っているかもしれない、
という危機感が出てきました。その中でゲームなどで、「188」のことや消費者トラブルの知識を
得ることができて
よかったです。
自分が騙されないようにすることも
もちろん大事ですけど、マルチ商法のように
いつの間にか友達を騙す側になってしまう可能性があるので、
騙す人には気をつけて、自分も騙す側にならないように気をつけようと思います。
もしかすると自分が気づいていないだけで、実は騙されていることもあるのかな
と思いました。
トラブルになっていないからとか納得しているからOKではなくて、
今回「188」という番号も教えていただいたので、
少しでも不安になったら頼ります。
座談会をしながら、僕は断る力が弱いなと思いましたね。だから、今までの「払える金額
ならそれでいいや」というような考えは改めたいなと思いました。
少しでも腑に落ちない点があれば、断ったり、
一度持ち帰ったりするようにします。
皆さんありがとうございました。
ここにいるメンバーは20歳で成人を迎えたので、大学の先輩とか友人とか相談できる
環境で成人を迎えたかと思います。でも18歳で成人となると、進学や就職といった新しい
環境・人間関係のなかで不安もあって、そういう状況だからこそ悪い人もつけ込みやすいと思います。
そんな時、少しでも知識があると選べる行動も増えてくるので、
今回のゲームは入り口としてもすごく学びやすいのかなと思います。
一度、トラブルに遭いそうになった人は注意をすると思います。
でも、そういったピンチってできれば遭遇したくないので、
こういったゲームを通じて、擬似的ではありますが、世の中には
ズル賢いことを考える人がいると頭の片隅に持っていただけたら嬉しいなと思います。
皆さん、ありがとうございました。
ありがとうございました。
※ 人気声優が演じるキャラクターボイスは、
2024年3月31日まで。
※ 座談会は感染症対策を講じたうえで実施しました。